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酸っぱいチョコレート?

突然ですが、「チョコレートの味ってどんな味?」って
聞かれたら、どう説明しますか?

まあ、それは「お寿司ってどんな味?」とか
「とんかつってどんな味?」って、実際にそれを食べた
ことのない人に説明するくらい難しいですよね。

でも「どんなチョコが好き?」って聞かれると
板チョコとか一口サイズのボンボン(トリュフ)という
形状の違いとか、あま~いチョコとか苦いダークとか
甘さの違いで表現できますね。

昨日は京都は台風でしたが、沢山のお客様に
来て頂きました。「たまたま通ったらチョコの
良い匂いがして」と匂いに誘われて来るお客様が
多いですが、昨日は日曜ということもあり
わざわざ大阪から来て下さったお客様も複数おりました。

さて、そのお客様方はわざわざ来て下さっただけ
ありましてかなりチョコレートにはお詳しく、
お話しているだけですごく楽しかったです!
(金融や経済の話をするのも楽しいことは楽しいですが
チョコの話の方がやっぱり好きです、ハイ。)

それで、今日はチョコレートの味について
少し書いてみたいと思います。

その前に少し質問を。(ちなみにこのブログ、
一方的な私のつぶやきではなく、双方向の交流を
目指しているので、私、かなり話しかけますよ(笑)


まずは正答率98%の質問から。

Q1: チョコレートの原料は何でしょう?



A1: これは皆さんご存知のとおり、カカオ(豆)ですね。


次は正答率50%の問題です。
Q2: カカオとカカオ豆、その関係は?


A2: これ、意外と難しいですよね。質問自体よう分からへん
って声も聞かれそうですが。
カカオはフルーツなんです。日本にないからイメージが湧きにくい
ですが、バナナ、マンゴー、パイナップル、カカオ!みたいな。

だからラグビーボールみたいなカカオの実を割ると、
白い実がいっぱい入ってるんです。そしてその味は、
マンゴスチンのような甘酸っぱさ!

しかーし!そのカカオの白い実、実はかなり薄くて
種にうっすらかかっている程度なんです。だから
カカオの産地の人もカカオの実を食べることはないんですが。

そしてその白い実に覆われた種こそ、カカオ豆なんです。
そしてその種(豆)、ご多分に漏れず苦いんです。
昔の人はきっとカカオが木になっているのを見て、
「うわー、デカイ!割ってみよう!」って割ってみて、
白い実を見て興奮して、口に入れたら実が殆どなくて
種ばっかりで「oh my god」って言ったに違いありません。

そして普通ならば食べるとこがほとんどないこのデカイ
カカオの木を邪魔者扱いにするところを、どんなわけか
誰が始めたのか、その豆をあのチョコレートにしちゃった
わけなんですね。(もしかすると今捨てられてる果物の
種も加工すると美味しいかも!?)

それで、カカオは学名を「あおぎり科・テオブロマ属・カカオ」
というんですが「テオブロマ」とは「神様の食べ物」と
いう意味なんです!いやー、食べるとこがない
ラグビーボールのフルーツが、「神様の食べ物」へ。
はじめにカカオを見つけた人がまたこう言ったことでしょう。
「oh my god!」


うまいこと言ってしまった感に浸ってる場合じゃないですね。
話を戻すと、カカオ豆はそもそもカカオの実の種であって、
その甘酸っぱい実ごと発酵させるので、カカオ豆そのものは
「酸っぱさ+ナッツ特有の苦さ+かすかな甘さ」それに、
バナナの葉に覆って発酵させるからなのか「ほんのり
フルーティーな香り」の味になるんです。

言葉で表現しても難しいですね。しかもカカオ豆は
一つ一つが味がかすかに変わるので、ベリー系の味が
強いものや、バナナのようなドリアンのような
独特の甘さを持つものなどなど。

でも共通して言えるのは、ちょっと酸っぱいってこと
なんです。だから、カカオ分が高ければ高いほど、
チョコも当然酸っぱくなるんです。

ヨーロッパの高級ショコラティエのチョコレート。
日本のデパ地下でそれこそ板チョコ一枚1500円とか
2000円とかで売ってますが、それ大体どれも
酸っぱいです。

コーヒーをブラックで飲むとの同じで、少し慣れないと
その美味しさが分かりませんが、一度ブラックで
飲むようになると、砂糖やミルクは入れたくなくなるように
チョコも酸味が美味しく感じられるようになると
日本の甘ったるいチョコからは遠ざかってしまう
かもしれませんね。

ちなみにDari Kのチョコは「酸っぱい」という印象を
与えるほど酸味はありません。それはカカオ豆の
発酵をしっかりしているのと、焙煎の工程で良い具合に
酸味を抑えているからですが、若干の酸味というものは
感じられると思います。それがカカオ本来の味、
あの薄い白い実の甘酸っぱさの名残だと思いながら
味わって頂けたら幸いです。













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ありがとうございます☆

お店をはじめて、大変なことはもちろん山ほどありますが
その分嬉しいことも本当に多くあります。

自分がこれまで色々なところで色々な方々と
仲良くさせて頂いてたんだな、ということが
ここにきて身にしみて実感しています。

例えば、学生時代の仲間や東京時代の素敵な方が
開店祝いにお花を送ってくれたり。

以前家庭教師をさせて頂いていた方からは
随分励まして頂いたり。

内閣府事業である「東南アジア青年の船」の管理部員の
方々や国際交流のイベント(Youth Leaders' Summit)で
知り合った学生さんがわざわざお店に来てくれたり。

また京都ということで、京大の大学院の研究者の
先輩や教授達と再びつながったり。

妹の友達がお店に来てくれたり、妹の職場の方々から
沢山のご注文を頂いたり。

また、しばらくご無沙汰していた高校時代の恩師と電話で
話したり、母校の校長先生にもお越し頂いたり。

高校時代の同級生からメールをもらったり、
学部時代のゼミの唯一の(笑)友人がサプライズで
来てくれたり。

こういった過去のつながりを実感するのと同時に
新たな出会いも本当に多くありました。

オープンして1ヶ月半。
まだ1ヵ月半しか経っていないのに、既にリピーターの
お客様とは少しお話させて頂くまでになりました!

リピーターの方にお越し頂くと、本当に嬉しくて
しょうがないんです!どれだけ買ってくれるかとか、
そんなことはどうでもよくて、また来てくれた、
そのことがもう嬉しいのなんのって!

ジョギングの途中で奇跡的にチョコ1個分の小銭を
持ち合わせていたところから仲良くさせて頂いている方、
めっちゃ美人なのにモノマネとか披露して下さる
面白い方(お母様もとってもチャーミングで素敵でした!)、
カシューナッツもチョコも気に入って下さった方、
毎回1種類ずつお買い求め頂いている奥様、
可愛い赤ちゃんを連れて来てくださるお母様、
チョコで一息つきに来てくださる方、英語でいつも
盛り上がるアメリカ人の方、そしてお父さんのように
温かく見守ってくださる方、もう今思い浮かべた
だけで、書ききれないくらい多くの方々の顔が浮かびます!


「何で商店街に出店したの?」
よく聞かれるんですが、気取ったチョコレート屋には
なりたくなかったんです。

値段だけ見れば安くはないですが(原料の輸入のための
為替予約や現地のサプライヤーとの国際電話でのやり取り、
税関手続きや店内でローストから全て手作業でやることなどを
考えれば決して高くはないんですが><)、味は素朴で
ありながらも本当の素材を感じられて美味しいという
自信があるし、だからこそ、構えないと入れない
気取った店構えよりも、ふらっとちょっと寄って、
一粒からでも気軽に買える商店街が良いと思ったんです。

お客さんだけでなく、商店街で商売されている方との
出会いも言葉では言い尽くせないほど素晴らしいものでした。
珈琲屋さん(いっぱい!)、パン屋さん、お寿司屋さん、
不動産屋さん、野菜屋さん、ゴマ屋さん、
プリン屋さん、お花屋さん、服屋さんなどなど。
本当に周りの方々に励まされ、色々お世話になっています。

正直、オープンからこの1ヶ月半で、相当な回数の
「ありがとうございます」を言ってきました。
お客様にも、商店街の先輩方にも、そして取引先の方にも。

この「ありがとうございます」の回数だけ、
Dari Kは愛され、支えられているんだと思うと
とってもしみじみです。

「ありがとうございます」
これからもずっと言わせて頂けるよう、また今日も頑張ります!








東京新聞に掲載されました

本日5月27日(金)の東京新聞の朝刊でDari Kのチョコレートが
紹介されました。記事は東京新聞の「グルメ取り寄せ便」掲載記事
ご覧頂けます。

これは東京新聞の記者の方が、ごまんとある全国のお店の中でも
原料や製法に特にこだわりのある商品を厳選し、実際に
お取り寄せをして掲載するかを検討した上で記事となるもので
掲載されるお店がお金を払って載せてもらう広告ではありません。
今回、幸いにも電話取材を受けさせて頂き、掲載して頂ける
運びとなりました。

記事や論文というのは、私も長い学生生活で身にしみていますが
長く書くことは簡単ですが、字数が制限されればされるほど
情報を余すことなく書くことが難しくなるため、困難を極めます。

今回、新聞のこの「グルメ取り寄せ便」の限られた字数制限の中で、
私のメッセージを凝縮しつつも味のご感想を入れるのは
至難の業だと察しますが、それを魅力的な表現で描写して下さった
記者の方には、感謝とともにプロ記者としてのお仕事に
尊敬の念を抱きます。

お取り寄せはこちらから出来ますので、
まだDari Kのチョコレートを召し上がっていない方は
是非一度お試し下さい。

チョコレート一粒が300円というのは決して安くはありませんが、
カカオ豆のローストから全て手作りで、しかもできたてフレッシュな
ものを食せると言うのは、「上質なもの」を知る上でも
高くはない経験だと思います。もちろん、味も極上なので是非どうぞ!





チョコレートの原材料

どーも、Dari Kの吉野です。

ブログを始めていきなりフェアトレードの話題を取り上げたため
少々熱く語りすぎました>< 
元々そんなに堅苦しいことばかり考えているキャラではないので
今日は肩肘張らずにリラックスしてチョコのお話を。

手元にチョコレートあったら、ちょっと裏面のラベルを
見てみてください!原材料名に何て書いてあります?

「砂糖、ココアバター、植物油脂、全粉乳、カカオマス、
乳化材(レシチン:大豆由来)」
こんな感じのものが書かれていませんか?
これが一般的なチョコレートの原料なんです。

ちなみにDari Kのチョコレートの原料は、何も入っていない
プレーンなRatuやカカオ豆入りのRajaの場合「カカオ、生クリーム、砂糖」
のみです。

カカオマスとはカカオ豆をペーストにして固めたものなので
カカオマス=カカオと思って頂いてOKです。
そうすると他のチョコレートとDari Kのチョコレートの原料の違いが
分かってきますね。最も大きな違いは、Dari Kではココアバターや
植物油脂を使用していない点にあります。

ココアバターってそもそも何でしょう?
それを理解するためにも、まずカカオ豆の成分から見ていきましょう。
カカオ豆の約50%は実はココアバター(カカオバター)と呼ばれる
油脂なんです。生のカカオ豆をまずローストして外側の皮を剥いて、
専用の機械ですり潰すと、この油脂分ゆえにドロドロの液体(ペースト)
になります。これをカカオリカーと言います(リカーと言うものの
アルコールを含んでいるわけではありません)

このペースト状のカカオリカーに圧力をかけると油脂分だけが
抽出され、それをカカオバターと言っています。このカカオバターは
ちょっと白みがかった色をしていて、無味・無臭だと思って
もらって結構です。

普通のチョコレートは、カカオマス(=カカオリカー)にカカオバターを
加え、砂糖を加えて出来ているのです。なぜカカオマスと砂糖だけでは
だめなのか?カカオバターを加える理由は何でしょうか?

これは口溶けをなめらかにするため、つやを出すため、など
いくつか理由は考えられます。低価格の板チョコでは、カカオバターの
代わりに植物油脂が入っていますが、これはカカオバターは
カカオ豆に由来し天然成分でコストが高いので、カカオバターに
似た化学式を持つ植物油脂を添加しているのです。

カカオ〇%という表記をたまに見かけますね。
カカオ60%とかカカオ80%とか。ちょっと前にカカオ分の
高いハイ・カカオのチョコレートがブームになりましたよね。
私もカカオ99%とか食べたこともありました。

このパーセンテージって、カカオ由来のものがそのチョコの成分の
何%を占めるかっていうことなんです。例えばあるチョコレートの
原材料の内訳がカカオマス30%、カカオバター30%、砂糖40%
だとしたら、このチョコのカカオ分はカカオマス+カカオバターの
60%になります。

例えば、違うメーカーのカカオ分60%のチョコを食べて
味が違うとき、この原因はカカオの産地や種類が違うことも
ありますが、実はカカオマス20%、カカオバター40%、砂糖40%
という内訳なのかもしれません。

この場合、同じカカオ分60%でも、カカオマスの割合により
カカオの風味の強さが変わってきてしまうんです。というのも
カカオバターは前述の通り、無味無臭だからです。

カカオマスの割合が高ければ高いほど、カカオの風味が強く
なるのです。ですから、次のAとBの2つのチョコがあった時に
A:カカオ70%(カカオマス30%、カカオバター40%、砂糖30%)
B:カカオ60%(カカオマス40%、カカオバター20%、砂糖40%)
カカオ分が高いのはAだからAの方がカカオの味がより強いかと
言うとそうとも限らず、むしろカカオマスの割合の高いBの方が
カカオの味がする、ということになるのです。

うーん、なんだか奥が深いですね!
Dari Kのお客様の中には、チョコレート好きな方が多いので
カカオ分の高いチョコレートがお好みの方が多いとお察しします。
Dari Kはトリュフのフレーバーにもよりますが、基本的に
カカオ分は50%程度です。ただカカオバターを使用していないので、
カカオ分=カカオマスとなっており、それゆえ他社の
チョコレートや市販のチョコのいわゆるカカオ80%とか90%と
同等のカカオの味をお楽しみ頂けます。

さらにカカオ豆は焙煎したてのフレッシュで香り高いものを
使用し、余分な油脂分を加えず、その分最高品質の生クリームを
使用しているので、チョコレートを口に入れた瞬間
カカオの香りが口いっぱいに広がるものの、
油が入っていないため舌にまとわりつくような触感がなく
後味があっさりしているんです。

焙煎したてのカカオ豆と、フレッシュな生クリームを使用して
いるから賞味期限も3日とチョコレートとは思えない、まさに
生菓子扱いですが、品質保持期限の短さを考えても余りある価値が
このチョコレートにはあると思っております。

って気付いてみれば最後はDari Kのチョコの宣伝に
なってしまいましたが、余計な油を使わずカカオの味を
最大限に活かしたチョコを是非ご賞味下さい!!





Dari Kのビジョン

ここ数日、私の目から見た「フェアトレードの現状」というか
「フェアトレードって概念だけ先行して理解され、実態は
きちんと理解されずに、美化されすぎてない?」というある種の
問題提起をしてきました。

一番はじめのエントリー「はじめまして」でも書いたとおり、
私は学問的なバックグラウンドが「お金では計れない
公平・平等」について考える東南アジア地域研究や
社会政策であり、職業的なキャリアは「お金という尺度で
過去も未来も現在価値になおして効率性の分析」をする
投資銀行やヘッジファンドでのアナリストでしたので、
フェアトレードというものに対しても、その両面から
アプローチしているつもりです。

もちろん、フェアトレードの問題はこれだけではありません。
私が盲点だと思っているのは、フェアトレードが進み、仮に
コーヒーやカカオなどの農家の所得があがるようになると、
これまで米など自給的な意義をもって伝統的に稲作などを
してきた農家が、お金のために商品作物であるコーヒーや
カカオなどの換金作物にシフトしてしまい、結局市場経済の
影響をより受けるようになってしまうリスクがあります。

また、本来ならば近代化・現代化の過程では、農業などの
第一次産業から、機械化・工業化の進展に伴い
第二次・第三次産業へシフトしていきます。
しかしフェアトレードで人為的に所得が上がった第一次産業では、
第二次・第三次産業へのシフトが遅れる可能性があり、
(シフトするインセンティブが減少することによる)、
よって長期的な観点から見ると産業を固定し、その結果
発展のスピードが遅れるという事態も想定できない
わけではありません。

ここまで色々考えてしまうと、何もできなくなってしまいますが
Dari Kのビジョンはすばり「フェアトレード以上、ローカル未満」
なんです。「友達以上、恋人未満」のような感じですね(笑

フェアトレードよりも現場のことをもっと理解し、
最適な仕組みを考え出すけれども、ローカルつまり現地の
方々の考えや文化、慣習をお金のためだけに変えさせるような
ことはしない、というイメージです。

結局、Dari Kは単なるチョコレート屋さんでもなければ、
原材料カカオの生産者でもない。でもこの両者をつなぐ、
経営学的に言えばサプライチェーンの上流と下流を結び、
そのそれぞれのステップで付加価値が最大になるよう
頑張るプロデューサーのような存在を目指しています。

宮崎のマンゴーは、「太陽のタマゴ」と名づけられて
1個3,000円とか5,000円とか、はたまた10,000円とかいう
高額な値がついています。確かに国産(安心)で糖度も高い
(美味しい)のは分かりますが、この金額を正当化させるというか
この金額でも買い手がつくというのは、まさに「宮崎」という
地域ブランド化を成功させたからだと思います。

スラウェシ島のカカオは、世界のカカオのマーケットから見ると
生産量は世界有数でも、質の面では決して良い印象を持たれて
いませんでした。それもそのはず、カカオそのものは素晴らしい
ものなのに、発酵をしていないから当然です。
(この点に関してはDari Kホームページ「発酵について」をご覧下さい)

発酵すれば、チョコレート作りに適したアロマが醸し出され
その可能性は計り知れないのに、カカオの収穫後に早く
換金したいという農家の意向と、カカオに内在する油脂分だけ
搾り取って売ってしまえばいいという輸出業者の意向が一致し
これまでカカオ豆が発酵させられることは殆どありませんでした。

Dari Kの取り組みはフェアトレードとは違います。
カカオ農家の方に、市場価格より20%プレミアム(上乗せ)して
買い取ります、なんてことは言いませんし、やりません。
それをやってしまったら、彼らは甘えてしまうでしょう。

それに私は全ての村の全カカオ農家からカカオ豆を
買い取るなんて資力はないので、一つの村だけで
やってもミクロ的に所得格差を招いてしまうとは
これまでのエントリーで説明したとおりです。

ではDari Kはどうするか?
カカオ農家の方々には発酵の仕方を教えました。
私だって、農学部卒業でもなければ、熱帯作物の知識も
植物学的なカカオの育て方だって知らないド素人でした。

でもそのド素人が、欧米のカカオの木に関して書かれた
学術論文を読み、JICAやアメリカ版JICAのUSAIDの
これまでのプロジェクトの資料を読み、
スラウェシ最大の大学であるハサヌディン大学の
農業学科卒業生とインドネシア語の辞書を片手に
何十時間も話し合い、カカオ産地の村に泊り込みで
「ウルルン滞在」しながら教えたのです。

農家の方もびっくりしてました。
変な日本人がやってきたことにびっくりし、ホテルではなく
ホームステイしていることにびっくりし(まあホテルと呼べる
ところはないんですが)、その上いきなりカカオ豆を
一緒に発酵させましょうと言ったことにびっくりしてました。

でも、彼らも私も一番びっくりしたのは、いざ発酵してみると
これまで乾燥しかさせてなかったカカオ豆の鼻を突く酸っぱい
匂いがなくなり、チョコレートを連想させるほのかに甘い香りに
なった瞬間でした。

ただ単に市場価格に上乗せしてカカオを買い取る
フェアトレードとは違い、農家の方にも頑張って発酵してもらう。
美味しいカカオ豆を作ってくれたら、それなりの
金額で買い取りましょう、こっちの方がよっぽど
フェアだし、生産者にとっても調達するDari Kにとっても
そして消費者にとってもWin-Winな関係だと思います。

Dari Kのプロジェクトはまだまだ始まったばかり。
これからも「フェアトレード以上ローカル未満」を掲げ
精進していきたいと思います。

尚、次回は「Dari Kのチョコレートが他のチョコレートと味が
全然違う理由」について書いてみたいと思います。
あなたの知らないチョコレートの秘密、Dari Kの美味しさの
秘密を公開しちゃいます!





本当にフェア?

本日はフェアトレードの幻想Part 2について書きたいと思います。

皆さんはフェアトレードのものを何か購入した経験が
ありますでしょうか?チョコレートでも、コーヒーでも
何でもいいのですが、フェアトレード製品を買うかどうかで
迷ったとき、買うにしろ買わないにしろ、一番ネックに
なるのは何でしょうか?

ズバリ、お値段ではないですか?
フェアトレードが望ましいのは分かるけど、
フェアトレード製品とそうでない製品の価格差が大きいと
「うーん、どうしよう」ってなっちゃいますよね。

例えばスーパーで売っている100円の板チョコと300円の
フェアトレードの板チョコ。同じ板チョコなのに、
フェアトレードというだけで値段が3倍に!

そりゃフェアトレードのチョコレートの味が
そうでないものの味より比べ物にならないくらい
美味しかったら話は別ですが、そこまで味の差がないときに
やはり3倍の値段を払うのって、「う~ん、どうしよっかな~」
となってしまっても当然だと思うんです。

私自身、悩みます。その差が例えば30円とか50円とかなら
「フェアトレードだし、こっちにしよう!」となるのですが
それがフェアトレードでない製品の倍以上の価格になると
ちょっと悩みますよね。

さて、今回はフェアトレードをこの価格の面から考えてみようと
思います。先の例でいくと、普通の(フェアトレードではない)
板チョコが100円で、フェアトレードの板チョコが300円でした。

消費者がフェアトレードの商品に払う上乗せ(フェアトレード・
プレミアム)はその差額の200円(300円-100円)となります。
話を分かりやすくするために、具体的な数字を使って
考えていきますね。

カカオの市場価格(取引価格)が仮に1キロ400円とします。
1枚の板チョコ100グラムにカカオが50グラム使用されて
いるとしたら、この板チョコのカカオの原価は50グラムなので
(400円/1000g)×50g=20円となります。

フェアトレードでは、市場価格に20%上乗せした価格で
カカオ農家からカカオ豆を買い取っているとすると、
通常であれば板チョコ1枚分20円で買い取っていたものを
20%の上乗せがあるので24円(上乗せは20円×20%=4円)となります。

ここで、ですよ。
消費者は、フェアトレードのチョコレートを買う場合、
そうでないチョコレートに比べて200円多く払わなければ
ならなかったですよね。

それでも、実際にフェアトレードが農家の所得に直接
及ぼす影響って上乗せ分の4円です。
あれ、200円-4円=196円はどこにいっちゃったの?
これが私がフェアトレードに対して腑に落ちないというか
すっきりしない点なんです。

もちろん、フェアトレードは農家への販売価格(市場価格)の
上乗せという直接的なものだけでなく、農家のコミュニティを
良くするために学校建設や医療施設を作るための資金源と
なったり、低農薬化・無農薬化の指導・援助にかかわるコスト
負担だったりと色々あるとは思います。

それに、一般のものと比べて流通量が極端に少ないため、
大量生産・大量流通ができずに、規模の経済が働かないため
コストが通常よりもかかるのもわかります。

それにしても、です。消費者は200円分のフェアトレード・
プレミアムを負担するのに、農家への直接的な所得還元が
4円ということになると2%だけなんですよね。

よくよく調べてみると、残り196円はどこに行くかといえば
フェアトレードだという認証を与える認証機関(これに
認証してもらえることで、そのマークを使える)の
認証料だったり、かわいいパッケージをデザインしてもらうための
デザイナーへの費用だったり。

う~ん、難しいところです。確かにしっかりした認証機関が
フェアトレードの認証をしているから、消費者はそれを信頼して
フェアトレード商品を買えるわけだし、いくらフェアトレード
と謳っていても、パッケージが可愛くなくては、高いお金を
出して買う気になるかと言われると・・・となってきます。

それにカカオ農家の方への所得向上効果がたとえキロ当たり
4円だとしても、それはそれまでの市場価格の2割増しなので
インパクトが大きいか小さいか、と言われれば絶対大きいはずです。
もしこれを、消費者が払うフェアトレード・プレミアムが
200円なんだから、農家の人にはその半分の100円くらい
多く払うべきだ、となると、市場価格が50グラムで20円なのに
上乗せが100円だと上乗せ分だけで、市場価格の5倍という
とんでもないことになってしまいます。

こうして考えるといかがでしょうか?
私なりの感想は、フェアトレードってあまりフェアじゃない
というものです。生産者の方にはフェアかもしれない、でも
フェアトレードだからといって高いお金を出して
商品を選択している人に対して、その上乗せ分の
使途が不透明すぎてフェアじゃないように思うんです。

例えば、Table for Twoというプログラムがありますよね。
対象となる定食や食品を購入すると1食につき20円が
寄付され、途上国の子供達の給食代1食分になるというもの。
420円の定食ならば、この中に20円の寄付金が入っているので
本来400円のものが5%上乗せされていると考えることができます。

途上国の貧困・飢餓と先進国の肥満という対照的な現状を
バランスさせるためのとても良い仕組みだと思いますが
私がこの考えを良いと思うのは、上乗せが20円、または
定食代の5%程度と消費者の負担が少ないのに、その効果が
しっかり届く仕組みだという効率性です。

それに比べると、フェアトレードのチョコレートは
100円の普通のチョコに比べ300円と、上乗せが200円または
300%と消費者の負担が大きい割りに、その効果が不透明。

フェアトレードは前回書いた「ミクロで見たときに
所得格差を生む副作用」と、今回の「消費者が払う
プレミアムに対して生産者への還元が不透明」という2点が
あるため、私はフェアトレードを諸手を挙げて
全面的に大賛成、という立場にはなれないのです。

もちろん、他にも腑に落ちない点や素晴らしい面は
枚挙にいとまがありません。ただこれから前を向いて
歩んでいくには、この点に対してどうアプローチしていくか、
それを考え、行動にうつすことが重要だと思っています。

次回はDari Kなりの考え・アクションについて書いてみようと
思います。このブログは、私の一方的な解釈を紹介するのではなく、
読者との意見交換や情報共有が出来たらいいなぁと思っているので
コメントやご意見などあれば是非シェアして頂けたら幸いです!

マクロ対ミクロ

前回はフェアトレードの背景や目的について書きました。
簡単に要約すれば、市場に任せっ放しにしていると、
言い方を変えると、消費者である私たちが何もアクションを
起こさないと、例えばカカオの生産者が得る収入はあまりに
低くなりがちで、生活や環境を維持・向上させることが
できない状況に陥ることがあります。だから、この状況を
改善していくための手段としてフェアトレードというものがある、
ということでした。

このこと自体に私はネガティブなイメージを抱く要素は
ないと思います。それでは何が引っかかるか、というと
「フェアトレード」という言葉が独り歩きしている状況です。
そこで今回はフェアトレードが持つ幻想について、
少し詳しく書いてみたいと思います。

イギリス留学中にフェアトレードの理念の崇高さに
魅了された私は、コーヒーでもチョコレートでも
フェアトレードのものを選ぶようになりました。
商品のラベルにフェアトレードと記載されていたり、
マークがついているものを選んでいたわけです。

そしてDari K設立準備をしている時も、できれば
フェアトレードのカカオ豆を仕入れたいな~と思っていました。
そんな折、私はカカオがどうやって栽培されているか、
そしてカカオを収穫後どういう過程を経て輸出されている
カカオ豆になるのか自分の目で確かめるために
現地インドネシアのスラウェシ島を訪れたわけです。

そこで私は「フェアトレード」を再考することとなりました。
なぜか?こういう実態を知ったからです。

カカオ生産地のある地域に行ったときのことです。
その地域には、話を分かりやすくするためにAとBという
2つの村があったとしましょう。村は川を隔てて隣りあわせ。
村人はほぼ全員がカカオの栽培農家です。

はじめに訪れたA村では欧米のフェアトレード関連団体、
UTZ certifiedやRainforest allianceなどが入っていました。
次に訪れたB村には、欧米からのそのような団体は入って
いません。さて、このAとBという村、どうなっていたでしょうか?

A村ではフェアトレード関連団体が入っているため、村人は
カカオ豆を通常の市場価格より20%ほど高い値段で
(フェアトレード・プレミアムと呼ばれる市場価格の上乗せ)
売ることが出来ていました。

また時々開催されるセミナーなどにより、村人はカカオの木の
病気や害虫について、また肥料についての知識を伝授されていました。

他方B村では、同じカカオを育てているのに、フェアトレードの
関連団体が入っていないため、カカオの販売価格は
市場価格そのものです。またセミナーなども当然ありません。

この事例から言えることは何でしょうか?
それは「フェアトレード関連団体が入るか入らないかで
同じ作物を育てているのにA村とB村では所得の差が生じている」
という事実です。

換言すれば、「フェアトレードが地域レベルでは所得格差を生んでいる」
ということです。地球全体のマクロで見れば「公平」な方向に進んでいる
はずのフェアトレードも、村レベルのミクロで見るとフェアトレードが
逆に所得格差を生んでしまっている。なんと皮肉なことでしょう。

そしてこの事態をより複雑にしているのが、「所得格差が生じているのは
とりもなおさずA村でのフェアトレードの活動が機能しているから」
というフェアトレードの成果なんです。

フェアトレードを推進する過程で、アンフェアな状況を(一時的に
であれ)作っている現状。これが私が現場で見て感じた、
フェアトレードに諸手をあげて喜べない瞬間でした。

実はフェアトレードのトリッキーな面はこれだけでは
ありません。次回はもう一つのフェアトレードの幻想について
記したいと思います。


*誤解のないよう予めクリアにしておきますが
私はフェアトレードに対して賛成か反対かと言われれば
その理念と実効力に対しては賛成です。

問題は人々がその実情を深く理解することなく、
ただ理念に共鳴して「フェアトレード」=「絶対的に良いこと」
と思い、その弊害や非効率性を認識できない、あるいは
認識させない(?)ようなきらいがあることだと思っています。






フェアトレード・序論

前回のエントリー「レールから外れるとき」では
私がDari Kをオープンする動機の一つとして、
フェアトレードの幻想を打ち破りたかったとご紹介致しました。
今回はフェアトレードについて、少し書いてみたいと思います。

お店をオープンして、チョコレート・マニアな人や原料のカカオに
興味をもたれた方から「Dari Kのカカオはフェアトレードの
カカオなんですか?」とよくご質問を頂きます。

これ、答えるのがすごく難しいんです。
なぜなら、その質問をしておられる方が認識している
「フェアトレード」と、私が思う「フェアトレード」が違う
可能性が高いからです。

フェアトレードの定義も、広義なものから狭義なものまで幅広く
またこれはフェアトレードでこれは違う、といった客観的な
線引きも難しいことからなかなかくせ者~と思ってしまいます。

私の理解では、フェアトレードとはざっくり言ってしまえば、
今の世の中コーヒーやカカオ、コットンなどの生産者
(殆どがいわゆる途上国の生産者です)は生産物に対して
適切な対価を得ていないことが往々にしてあります。

いくら頑張って働いても所得が上がらない、それどころか
働いているのに貧困から抜け出せない、という状況に
陥ることもしばしば。これはフェア(公平)じゃないから
生産者や環境に配慮した貿易をしましょうよ。
具体的には、生産物に対して適切な対価を払ったり、
彼らが環境に配慮した生産活動をできるように教育したり、などなど。

うーん、突っ込みどころ満載ですね。
経済学ではモノの価格は需要と供給で決まるのが原則と習いました。
そしたら例えばカカオが1kg 300円という市場価格は、
適切な値段ではないのか?

フェアトレードの考えで行くと、カカオ農家の人にとっては
「1kg 400円でないと暮らしていくことも子供を学校に行かせる
こともできないよ。だから適切な価格(最低価格)は400円だよ」
というかもしれません。

でもカカオ農家の人に価格決定権はありません。
本来ならば両者とも買う自由、売る自由があるので
対等な立場のはず。普通は、買い手と売り手がいたら、
お互いが価格に折り合いがついたときに取引が行われます。

しかし、例えばカカオ農家の場合は、「400円でしか売らないよ!」
と声高に叫んだところで、買い手(普通はコモディティ・メジャー
と呼ばれる欧米の穀物取引業者です)は、「だったら
あんたのカカオは買わないよ」となってしまいます。

この理由はいろいろあります。例えば、カカオは生産農家にとって
換金作物であるとか(要は自家消費のためでなく、お金のために
栽培している。だからそんな安い金額じゃカカオ豆売らないよ、
と売り渋っても結局収入がなくなってしまうだけ)、そもそも
零細な一カカオ農家が売り渋ったところで、何千トン、何万トンと
一気に仕入れるコモディティ・メジャーには痛くもかゆくもない、
ということだったり。

理由はともあれ、現実をみると穀物の場合は圧倒的に買い手市場、
つまり買い手である穀物メジャーの立場が断然上で、
生産者に交渉力はないといっても過言ではありません。

これが意味するところは何でしょうか?
1kg 300円でしか買い取ってもらえないなら、
量を売らなきゃやっていけない。でも農地も人手も無限に
あるわけではない。農地はすぐに増やせないけど、
労働力だったら、ということで極端な例は、カカオ生産世界第一位の
コートジボワールなどはアフリカの近隣諸国から子供を奴隷として
買ってきて農園で働かせるのです。

この「カカオ農園での児童労働」は海外ではよく知られた事実で
これをなくすためにフェアトレードという概念が広まったという
経緯もあります。ちなみにカカオ生産世界第三位のインドネシアでは、
私の知る限り児童労働はありません。

話を戻して、このフェアトレード、すごい良い取り組みだと
思いませんか?放っておくと、資本主義の市場メカニズムゆえに
不当な安値でしか販売できない生産者がいる現状を、
フェアトレード、つまり「公平な貿易」にすることで、
生産者にとっても消費者・購買者にとってもサステナブル
(持続可能)な関係にしましょう、という大きな転換です。

私がフェアトレードを本格的に知ったのは、イギリスに
留学しているときでした。どこのスーパーでも
フェアトレード製品があふれ、値段は若干高いけど、美味しいし
それを買うのがファッション(流行)でもありました。

私はフェアトレード、良いと思ってます。
にもかかわらず、一方では「フェアトレードの幻想を打ち破りたい」
とも思っています。

いったいこれはどういうことか、次回のエントリーで
少し詳しく書きたいと思います。

レールから外れるとき

お店でお客様にカカオのことやチョコレートの
ことを話していると「どこかのお菓子屋さんで
修行されていたのですか?」とよく聞かれます。

でも私の答えは「No」です。
それはもうチョコレートはずっと大好きで、
世界各国のチョコレートをそれこそ10円の
チョコ菓子から一粒1000円以上するチョコレートまで
色々食べてきました。

しかしお菓子屋さんで働いていた経験や
チョコレートを作っていた経験はありません。
バレンタインにチョコをもらえないので、市販の板チョコを
買ってきて、溶かして成型し直して手作りチョコ~って
自己満足した経験はあっても(あるんかい!)、本格的な
チョコレートを作った経験はありません。

安心してください、Dari Kのチョコレートを
作っているのは様々なパティスリーで修行を積んだ
パティシエ兼ショコラティエなので!
では私は今まで何をしてきたの?という話になると、
これがちょっと変わった経歴なんです。
少なくともお菓子業界では珍種だと思います。
それでは私はこれまでどういう経歴で
チョコレート・ショップのオープンに至ったのか、
ご説明致します。

栃木県の高校卒業後、慶應義塾大学の経済学部に
進学。在学中にシンガポール国立大へ留学し、
学部卒業後は京都大学大学院でアジア社会経済の
研究に従事。幸い業績が認められ、飛び級して
早く卒業させてもらえたので、今度はイギリスの
オックスフォード大学の大学院でも修士課程を
終了しました。

新卒で入社したのは某外資系投資銀行の投資銀行本部。
そして投資顧問・運用会社を経て、財団法人で
研究員をし、今のDari K設立に至ります。

えー、チョコ関係ないやん!
そんな声が聞こえてきそうですが、そんなことは
ないですよ。チョコを食べない日はないほど、
チョコは食べてました。雨にも負けず、風にも負けず、
雪にも負けなかったけど夏の暑さにはチョコは
勝てなかったですが、まあ年がら年中チョコを
食べてました。

チョコ好きだから脱サラチョコ屋かい、
と言われれば否定はしませんが、そんな単純な
わけでもありません。一貫性のない経歴に見えて、
実はDari K立ち上げは必然だったのかもしれません。

もともと私は興味をもったらそれに向かって
全力疾走する傾向がありました。たとえば
数年前には、バックパックで世界を放浪して
いました。これまで50~60カ国は行ったでしょうか。


下がその時の様子です。見どころは、ネパールで
頭を剃って一休さんになっているところです。
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色んな国を飛行機をほとんど使わずに陸路で
旅していたので、「ありがとう」「美味しい」
そして「トイレはどこですか」だけは
色んな国の言葉で言えるようになりました(笑

さて、製菓業界にいたわけでも、カカオ豆の
貿易会社にいたわけでもない私がなぜ
Dari Kを立ち上げたか。一見してエリート街道
まっしぐらだったのに、この方向転換の理由は何なのか。
(違いますよ~、リストラされたんじゃないですよ~!)

それには大きく2つの理由があります。
1.フェアトレードの幻想をぶち破りたかったから
2.どの既存のチョコレートよりも美味しい
チョコ作る自信があったから

夢の中でDari Kのロゴでもある神様が言ってました。
「何かに向かって全力でやって、当たって砕けろ!
当たらずに砕けるのはかっこ悪いぞ!」

「どっちにしろ砕けるんかい!」と心の中では
突っ込みましたが、まさに上の2つの理由のために、
これまでの順調に走ってきたレールから
外れて、レールがないどころか、岩がゴツゴツの
荒野に飛び込みました。

レールから外れるのは勇気がいります。
覚悟はしていたけど、それ以上に道なき道は凸凹の
連続です。そんな時、決まって夢の中で神様が
出てきてこう言います。

「既に存在する会社に入るのは言わば1からのスタート。
そこで出世していって社長になるのが10だ。
でも自分で事業を起こすというのは0から1を作り上げること。
1から2へ、2から3へ昇進するより、0から1を
作り上げるのは比べ物にならないほど大変だけど、
人生一度なんだし、やっちゃいなよ!」

なんだかファンキーな神様ですが、勇気をもらって
レールから外れることにしました。明日は、
チョコレートショップ Dari Kを設立した理由のひとつ、
「フェアトレードの幻想をぶち壊したかった」とは
どういうことかについて書きたいと思います。










はじめまして



はじめまして。
チョコレート・ショップ Dari K(ダリ・ケー)
経営者の吉野と申します。

思い返せば3月11日、東北大地震が起こる数時間前
にDari K株式会社を登記しました。それから約1ヶ月後の
4月15日、京都は三条会商店街の一角でチョコレート・
ショップ Dari Kは産声を上げました。

開店から約1ヶ月。
休むことなく店舗でチョコレートの製造・接客に
あたってきたわけですが、初めて来て下さった
お客様とお話したり、既に顔見知りになったお客様が
出来たりとお陰さまでとても充実した日々を
送っております。

Dari Kは単なるチョコレート専門店ではありません。
どこが他のチョコレート屋さんと違うのか、まだ
ホームページをご覧になってない方は是非
www.dari-k.comをご覧下さい。

「どこが違うか知ってるよ。カカオ豆の焙煎から
全て手作りでやってるんでしょ!」

「カカオ豆をインドネシアに買い付けに
行ってるってことも知ってるわ!」

そんな声が聞こえてきたら嬉しいですね~。

既にホームページをご覧下さっている方の中には
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
その通り、Dari Kのチョコレートは
豆の産地や手作りに徹底的にこだわりがあります。

しかし!
ホームページには書ききれないことが
まだまだ沢山あるのです。
Dari Kは私の人生をかけたプロジェクトといっても
過言ではありません。人生をかけるからには、
それなりの考えや想いがいっぱい詰まっています。

このブログでは、Dari Kの経営者、というより
Dari Kという壮大なプロジェクトを推進する
私の想いを綴っていこうと思います。

とはいえ、あまり硬くならずに日々の出来事や雑感など
織り交ぜながらホット・カカオドリンクでも飲んで
書き記していけたらと思っています。

これからどうぞよろしくお願い致します!







プロフィール

Dari K

Author:Dari K
Dari Kの経営者です
宜しくお願いします!

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